2月3日【節分】

節分は立春(2月4日)の前の日を指します。
漢字の通り「季節を分ける」日の事で、実際には立夏・立秋・立冬の前日も節分になりますが、現在は節分といえば2月3日の事を指す事が多くなっています。

行事食:豆
「鬼は外、福は内」の掛け声での豆まきは誰もが知る風習です。
豆まきに使った豆を歳の数(または+1粒)食べると一年を健康に過ごせるという言い伝えがあります。
豆は炒った大豆が用いられますが、地域により落花生を用いる場合もあります。

行事食:恵方巻
節分の日の夜に、太巻き寿司を「その年の恵方を向いて」「無言で食べる」風習です。
七福神にちなんで7種の具材を入れる事が良いとされますが、その種類は限定されていません。
そのため、標準的な巻き寿司以外にも多種多様な巻き寿司が各販売店で売られています。
好きな具材を選べるため家庭で作るのも簡単で、近年の節分の行事食として脚光を浴びています。
代表的な具材として「まぐろ、かにかま、玉子焼、おぼろ、でんぶ、かんぴょう、きゅうり、大葉、サーモン、いくら」などがあります。

今年の恵方(2014年の恵方)は東北東です。
ちなみに、来年の恵方(2015年の恵方)は西南西です。

行事食:鬼除け汁
別名節分汁。こちらも恵方巻同様近年浸透してきている料理です。
鬼除け汁の作り方は豚汁と同じと考えてもらって良いのですが、大豆の水煮(豆まきに使用した豆)を具として加える提案がされています。

一月末から節分までは一年で最も寒い時期とされるので、栄養価の高い野菜をまとめて摂れるあたたかい汁物は理にかなっており、恵方巻と一緒に鬼除け汁の食材を買われる方は多いようです。


行事食:節分いわし
節分の日には、いわしを焼く時に出る煙と臭いで鬼を祓うという言い伝えがあります。
また、柊の枝と焼いたいわしの頭を門口に挿すと、柊のトゲが鬼の目を刺すため鬼が入ってこないという魔除けになるとされています。

行事食:節分そば
節分に食べるそばは、昔は「年越しそば」でした。
なぜ年越しそばかというと、風水では立春から新年が始まるという考えがあり、立春の前日である節分の日が大晦日だったからだそうです。